6月某日、早朝5時。 たぬきはベンチに座って、まだ人通りの少ない巨大な京都駅を眺めていた。東京駅から高速バスに乗ること8時間。3列シートの広々した席を予約したのが功を奏し、体力はあり余っていて、足も痛くない。睡眠も行動に支障がない程度にはとれて…
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